不貞の判例に関する記事
弁護士照会って?不倫における有効性は?車のナンバープレートのみで慰謝料を獲得した例も


探偵業に従事しています、Rです。
北海道から鹿児島まで全国各地で調査してきました。
わかりやすく解説してますので是非ご覧ください。
浮気の証拠はつかんでいても浮気相手の情報について
「携帯番号はわかるけどそれ以外わからない」などというような場合があります。
当たり前ですが、相手がどこの誰か不明では慰謝料を請求することはできません。
このような場合、弁護士であれば「弁護士会照会」という制度を利用して調べることが可能な場合があります。
今回はそんな弁護士照会について簡単に解説していきたいと思います。
ではさっそくみていきましょう。
弁護士照会とは?
弁護士会照会制度とは、弁護士が依頼を受けた事件の証拠や資料を収集し、事実を調査するための制度。
照会を受けた相手方は、原則として回答・報告する義務があります。
例外的に正当な理由があれば回答を拒否することができるとされていて
どのような情報でも調べられるわけではありません。
個々の弁護士が相手方に照会するわけではなく、弁護士等が所属する弁護士会に照会の申し出をし
弁護士会が審査の上、弁護士会が相手方に照会をするという仕組み。
この制度を利用して通信事業者に照会することで
携帯電話番号の契約者名、住所などを調査することが可能な場合があります。
弁護士会照会制度は弁護士のみ利用可能。
そして、弁護士に弁護士会照会だけを依頼することはできないということで、案件に必要な範囲でのみ使用できる制度なので注意が必要です。
不倫の慰謝料請求において出来ること
携帯の電話番号がわかる場合
パートナーのスマートフォンの履歴などから,不貞相手の電話番号がわかる場合,携帯電話のキャリア会社に対して契約者情報を照会することが可能です。
携帯電話のキャリア会社に登録されている氏名や住所などを調査することが可能です。
メールアドレスがわかる場合
不貞相手の携帯電話キャリアメールのメールアドレスがわかる場合、携帯電話のキャリア会社に照会して、不貞相手の契約者情報を照会することができます。
Googleなどの外国企業は弁護士会照会には応じないので注意が必要です。
不倫相手のLINEのIDがわかる場合
不倫相手のLINEのIDがわかる場合には,LINE株式会社に照会して,LINE登録の際の携帯電話番号を照会することができる可能性があります。
しかし、LINEのIDが必要であり、LINEのトーク画面やホーム画面、フレンド名だけでは弁護士会照会することができません。
実際にあった例【車のナンバープレートから弁護士会照会により特定し慰謝料を獲得した例】
こちらの
「妻の不倫相手を弁護士会照会によりナンバープレートから特定し、不貞の事実を認める書面に署名捺印、慰謝料180万円を獲得した例」
という記事からの転載です。
詳しく読みたい方は記事をご覧ください
要点をまとめると
妻に不審な点があり、夫が自分で調査したところ、同じ男性と密会を何度かしていることが判明
相手男性について自動車のナンバープレート以外にはあまり情報がなく、弁護事務所に相談
不貞相手に対する慰謝料請求交渉を受任
相手方を特定するためにナンバープレートから弁護士会照会制度を利用し、自動車の所有者を特定
車の所有者の氏名が判明し依頼者も名を聞いたことのある人物だったので
不貞相手に間違いないと確信し妻に問い質したところ不貞を認めた。依頼者は離婚を決意
不貞相手の男性に弁護士名で慰謝料を請求する書面を通知。
相手方も不貞自体は認め、金額交渉を続ける
書面送付から約1か月で
計180万円を2回の分割で支払う合意が成立
不貞の事実を認めた合意書面に相手方の署名・捺印を得ました。慰謝料も合意通りに全額無事に入金。
もし似たような状態の方がいるのであれば弁護事務所に相談するのもおすすめです。
最後にまとめ
浮気相手の情報が少しでも分かれば、弁護士会照会を使って
相手を特定し、慰謝料請求をすることができる可能性があります。
ただし、弁護士会照会制度は弁護士しか使えないので注意が必要です。
もしもパートナーの浮気の可能性が高い場合
慰謝料を請求したい
別れさせたい
真実が知りたい
離婚の有無に関わらず証拠が欲しい
法的に有効な証拠が欲しい
不貞の証拠や実態を把握して離婚を有利に進めたい
など、さまざまな悩みがあると思います。
探偵に依頼すれば有効な証拠や事実関係を明らかにしてくれるでしょう。
しかし、探偵に浮気調査を依頼するとおおまかに
1名の1時間あたり7500円から10000円
20時間で40~50万円
30時間で60~70万円
40時間で80~90万円
程度が相場でなかなかの費用がかかります。
費用が高いので自力で解決したい
探偵に依頼するのはちょっと気が引ける
浮気しているかの事実確認がしたい、真実が知りたい
法的に有効な証拠までは必要なく事実を知りたい
という方はGPSを使った自分での調査をおすすめします。
こちらの方法ならGPSのレンタル代だけで済みますので1か月の調査で3万程度まで抑える事が可能です。
そして、パートナーの行動が明らかになるのでモヤモヤした気持ちから解放されることや
この方法でも不貞の事実が認められるような出入りを撮影できれば法的に有効な証拠にもなります
判明事項が多ければ多いほど探偵に依頼する場合、費用を抑える事ができます。
探偵に依頼を考えている場合でも一度自分での調査は経由するのがおすすめです。
詳しくまとめてみましたので、下記の記事を参考にしてみてください。
探偵に依頼する事を考えていて
探偵社選びで失敗したくなのであれば
弁護士法人が運営する探偵社 響・Agentが個人的なおすすめです。
理由は下記のとおりです。
弁護士法人が運営している事
適正価格であること、他社比較平均4割安
【さらに調査時間16時間を超えると料金半額】
弁護士監修の報告書である事
調査をリアルタイムで報告してくれること
代表が有名な弁護士、西川研一である事
相談は無料のようなので、一度検討してみるのもいいですね。
ただし支社が東京・大阪・福岡のみですのでお住いのエリアが対応可能か確認が必要です。
下の記事で探偵社 響・Agentについてまとめてますのでよかったらご覧ください。
上記のエリアよりかなり離れた所に住んでいる
比較検討して一番条件にあう所に依頼したい
という方は適した探偵社がどこなのか比較して紹介してくれる
探偵探しのタント君というものを利用するのもおすすめです。
令和2年末時点で全国には6379件の探偵社があります。
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審査基準やサービス、口コミについてはこちらの別記事でまとめています。
1日も早く問題を解決するためにもプロのサポートを受けてみてはいかがでしょうか。

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