不貞の判例に関する記事
【簡単】浮気調査で部屋やマンションの出入りは証拠になる?
探偵業を運営しています。Rです。
北海道から鹿児島まで全国各地で調査してきました。
今回はこんな疑問を抱える方にむけて記事を書いています。
・浮気や浮気調査で部屋やマンションの出入りは証拠になるの?
浮気調査では、ラブホテルを利用する場合、出入りを押さえれば有効な不貞の証拠とすることができます。
しかし、ラブホテルを利用していない場合はどのような証拠を押さえているのか?
そういった場合、部屋への出入りが重要となってきます。
それぞれ見ていきましょう
法的に有効な証拠とはどこからか
法律上の定義においては不倫や浮気といった言葉を用いずに、「不貞行為」という言葉を使います。
不貞行為とは、婚姻・婚約・内縁関係にある人が、別の異性と自由意志にもとづいて肉体関係を持つことを指します。
不貞行為は民法第709条に定められている不法行為にあたるので、慰謝料請求の対象となり、証明するためには肉体関係を明確に示す証拠が必要です。
なので交際中などの場合は不貞行為にはあたらないということですね。
1回きりの不貞行為では証拠とならないケースもあるので、複数にわたって不貞行為が行われている事実を突き止めることが重要です。
証拠になるものには
- ラブホテルに出入りしている写真,動画
- 性行為の写真やそれに近い写真,動画
- 探偵事務所の調査報告書
など肉体関係が確認できるもの当てはまります。
1回きりの不貞行為では証拠とならないケースもあるので
- ラブホテル、2~3回
- シティホテルや家、4~5回
の出入りが分かる写真や動画があると良いと言われています。
家の出入りだけでは証拠にはならない
パートナーが女性(男性)の家に出入りしていたとしたら、浮気していると断言したくなります。
密室に二人きりでいれば、何もないはずはないからです。
しかし、相手の家に出入りしている写真を手に入れただけでは、浮気の証拠としては弱いです。
家は居住の場所なので、ラブホテルとは違うからです。
ラブホテルの場合は、入ったことが肉体関係があったことを示しますが、家の場合そうとは限りません。
大切なのは複数回の出入り
浮気相手の家の出入りを不貞の証拠として相手に浮気を認めさせたいのなら、複数回出入りしている写真や動画が必要になります。
上記で言った通り4-5回の出入りの写真や動画があるといいでしょう。
何度も通っているということになれば、浮気をしているという客観的証拠につながるからです。
その他の証拠と合わせればより有効な証拠として使うことができます。
- 浮気相手と出入りするところの撮影
- 長時間の滞在
- 宿泊
- 手を繋ぐ
- キスをする
などの様子をおさえて証拠能力を高める必要があるでしょう。。
シティホテルの場合
ラブホテルは性交渉を行うための施設である一方、通常のホテルや旅館などは宿泊が主な目的となります。
しかし、一緒に同じ部屋に入る様子を押さえることができれば証拠としての効力が大きくなります。
カップルが同じ部屋で過ごしたなら性行為もあったと推認しやすくなるからです。
ホテルに出入りする様子はもちろん、チェックイン・チェックアウトする様子も撮影できるといいです。
マンションや個人宅の場合
マンションや個人宅は居住するための建物です。
出入りには主に3つのパターンがあります。順にみていきましょう。
部屋玄関が目視で監視できる場合
造りによっては外から玄関が見える場合がありますので、その場合は部屋への出入りを撮影で押さえることになります。
誰の部屋に入ったかが確定できますので長時間滞在や宿泊した場合の証拠能力があがります。
部屋玄関が目視で監視できないパターン
オートロックマンションが多くなってきたので建物の中を確認することが出来ず
どの部屋に入ったのかが不明なケースもありますが
浮気相手と一緒に建物に入った場合は浮気相手の部屋に行ったと判断する事は可能でしょう。
一人で訪れているパターン
通常は浮気相手とともにマンションやアパートに入ることが多いですが、浮気相手が待つ部屋を一人で訪れるケースも見られます。
部屋玄関が目視で監視できない場合は、訪れている部屋番号や部屋の居住主の特定
浮気相手とともに外出する機会の撮影などを根気よく行う必要があります。
最後にまとめ
浮気相手への家の出入り写真は、一度だけでは証拠として弱いということですね。
外での様子(キスや手をつなぐ)や滞在時間、複数回の出入りで証拠能力を高めていく必要があるようです。