不貞の判例に関する記事
【離婚とこども】こどもの引き渡しって?判断基準は?
すでに別居している状態で離婚の話し合いをしているときに
相手が子供を連れていってしまった場合
子どもを返してもらうために子の引き渡し請求をすることが可能です。
家庭裁判所にて行う手続きとなっています。
子の引き渡しを求めるために裁判所の審判手続きを利用することになっています。
この手続きは離婚の成立の有無に関わず行えるものです。
引き渡しの判断基準
裁判所は子の引き渡し請求があった場合
下記のような判断基準に基づいて判断をすることになっています。
- どちらと生活を共にすることを子どもが望んでいるか
- どちらと生活を共にすることが子どもの生活の安定につながるか
- どちらに監護権者としての適性があるか
- どちらが子どもにとって幸せと判断されるか
- 子どもが乳幼児ではないか(母親に有利な判断基準)
引き渡しの方法
仮に引き渡しの決定が出ても一方が拒否し続ける場合があります。
そのような場合はどうするのか。主に2通りです。
- 間接強制
- 直接強制
間接強制
裁判所が引き渡しをしない親に対して金銭の支払いを命じることによって圧力をかける手続きを言います。
直接強制
裁判所から派遣された執行官が子どもを強制的に取り戻すという手続き。
人身保護請求
子どもに危険が迫っていると考えられる場合人身保護請求という方法があります。
引き渡しに応じない相手に対して裁判所が指定日に子を連れてくるように命じ
応じない場合、相手を刑事施設に拘束するという手続きです。