【夫の不貞】女が妻に交際している旨のメッセージをフェイスブックで送る、慰謝料請求額は550万円、認定額は176万円

裁判所 東京地裁
判決日 H28.3.22
原告
以後Xと表記
妻【X】
不貞当事者【有責配偶者】
以後Aと表記
夫【A】
不貞当事者【被告】
以後Yと表記
女【被告、Y】
夫婦の婚姻期間 H25.6.1、約2年
夫婦の子の有無 長男【1歳】
不貞当事者間に子供がいたか
被告から原告に対する謝罪の有無等

どちらの不貞行為か【有責配偶者】
夫の不貞行為

不貞開始時期及び期間
H26.8.7~H27.4.21.約8か月

不貞行為当時の夫婦関係
円満だった。

交際の経緯、積極性等
Y【女】は、H26.7東京の友人に会うために福岡から上京した際、A【夫】と知り合った。H26.8.7,A【夫】Y【女】は性的関係を持ち、不貞関係を開始した。Y【女】はA【夫】が既婚者であることを知っていた。H26.10.13、Y【女】は東京に転居した。その際、A【夫】はY【女】を援助した。

この事案における特殊性等
Y【女】は、X【夫】のことをA【夫】の配偶者であると分かった上で、A【夫】と交際している旨の内容のメッセージをフェイスブックから送ったが、この事が直ちにX【妻】に対する不法行為になるという事はできない。
また、Y【女】がフェイスブックにA【夫】との交際の写真をアップロードしていたことは、通常、あり得る行為であるが、このような写真をX【妻】が目にすることで、よりX【妻】が精神的苦痛を受けるであろうことは、Y【女】としても考慮できたことであるから、慰謝料を検討する際の事情として考慮することが相当である。

その後夫婦の婚姻関係
別居

判決
慰謝料の請求額550万円→判決による認定額176万円【慰謝料160万円、弁護士費用16万円】

浮気でお悩みの場合、適切な慰謝料を受け取るためには不貞行為を証明する証拠が必要です。
しっかりとした証拠で
交渉を有利に進めましょう。

【夫の不貞】高校時代の先輩後輩、不貞期間は10ヵ月、慰謝料請求額は500万円、認定額は130万円

交際の経緯、積極性等,A【夫】Y【女】は高校時代の先輩、後輩である。少なくとも2回ホテルで同宿し、不貞関係を持った。

【夫の不貞】職場で出会い不貞期間は1年半、慰謝料請求額は550万、認定額は165万

交際の経緯、積極性等、職場の新潟支店にて知り合う。A【夫】が東京本店に戻り、X【妻】に不貞行為が発覚した後も東京新潟間を行き来...

【妻の不貞】不貞期間は1年、その他多数男性と関係を持つ、慰謝料請求額は330万円、認定額は88万円

この事案における特殊性等X【夫】はうつ病と診断され、経営していた会社を休業せざるを得なくなったが、その精神的苦痛はA【妻】の...

【夫の不貞】ITスクールの講師同士の不貞、慰謝料請求額は330万円、認定額は198万円

この事案における特殊性等.X【妻】は、Y【女】が慰謝料の支払いを免れるため、A【夫】の名誉を傷付ける内容の虚偽の事実を告げたことによって、より一層...

【夫の不貞】業務関係のパーティで知り合い不貞期間は3年、慰謝料請求額は300万円、認定額は50万円

交際の経緯、積極性等,H24.6、A【夫】Y【女】は業務関係のパーティーで知り合った。A【夫】はY【女】に対して結婚をほのめかしたり、婚姻届用紙を交付した...