【夫の不貞】大学の教授とレッスン生、期間は1年7か月、慰謝料請求額は500万、認定額は100万

裁判所 東京地裁
判決日 H27.1.29
原告
以後Xと表記
妻【48歳、X】
不貞当事者【有責配偶者】
以後Aと表記
夫【66歳、A】
不貞当事者【被告】
以後Yと表記
女【被告、28歳、Y】
夫婦の婚姻期間 H10.12.28、約16年
夫婦の子の有無 長女【9歳】
不貞当事者間に子供がいたか
被告から原告に対する謝罪の有無等

どちらの不貞行為か【有責配偶者】
夫の不貞行為

不貞開始時期及び期間
H22.7~H24.2、約1年7か月

不貞行為当時の夫婦関係
破綻していない

交際の経緯、積極性等
Y【女】は所属大学の声楽科教授であるA【夫】の個人レッスンを受けていた。
Y【女】はX【夫】A【妻】が婚姻関係にあることを知っていた

この事案における特殊性等
X【妻】はY【女】が
①X【妻】に対し、A【夫】と交際していると告げたこと
②A【夫】に対し、執拗に面会を求めるなどしたこと
③大学に対し、A【夫】を辞めさせるように求めたり、A【夫】が担当する講座からA【夫】を外すよう求めたりしたことが
X【妻】に対する不法行為であると主張したが、
①は不法行為には当たらず②③Xの権利を侵害するものとはいえないため、採用されなかった。

その後夫婦の婚姻関係
同居【慰謝料請求しておらず、離婚調停の申し立てもない】

判決
慰謝料の請求額500万→判決による認定額100万

浮気でお悩みの場合、適切な慰謝料を受け取るためには不貞行為を証明する証拠が必要です。
しっかりとした証拠で
交渉を有利に進めましょう。

【夫の不貞】婚姻していることを知りながら妊娠、不貞期間は1年、慰謝料請求額は330万円、認定額は143万円

この事案における特殊性等A【夫】が、Y【女】に対し、X【妻】との婚姻関係が破綻していると説明したとしても、それだけではY【女】の過失は否定されない

【夫の不貞】知人と飲食をした際に知り合い不貞期間は5年、慰謝料請求額は373万円、認定額は220万円

交際の経緯、積極性等、H20頃、A【夫】は知人らと飲食した際にY【女】を紹介され、知り合った。その後6月頃にA【夫】が飲食店をオー...

【妻の不貞】アルバイト先で出会い、不貞期間は1か月、慰謝料請求額は330万円、認定額は110万円

この事案における特殊性等,H26.7中旬、A【妻】の母がX【夫】に対して100万円を支払ったが、これは格別預貯金を有していなかったX【夫】が、自宅を出て新た...

【妻の不貞】不貞関係を裏付ける客観的証拠が一切提出されていないため不成立、慰謝料請求額は400万円、認定額は0円

交際の経緯、積極性等,A【妻】は、H22.9頃、Y【男】の勤務している老人ホームに入社し、Y【男】と出会った。

【夫の不貞】不貞相手はファンでイベントで出会う、不貞期間は16年、慰謝料請求額は330万円、認定額は132万円

交際の経緯、積極性等,Y【女】はA【夫】のファンであり、イベントに参加し、ライブの手配をするようになった。H23.2までAYは年3回程度肉体関係を持ってい...