不貞の判例に関する記事
【妻の不貞】風俗嬢と客、慰謝料請求額は300万円、認定額は0円
裁判所 | 東京地裁 |
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判決日 | H27.10.14 |
原告 以後Xと表記 |
夫【48歳、X】 |
不貞当事者【有責配偶者】 以後Aと表記 |
妻【40歳、A】 |
不貞当事者【被告】 以後Yと表記 |
男【被告、55歳、Y】 |
夫婦の婚姻期間 | H16.2.16、約10年1か月 |
夫婦の子の有無 | 長男【9歳】 |
不貞当事者間に子供がいたか | |
被告から原告に対する謝罪の有無等 |
どちらの不貞行為か【有責配偶者】
妻の不貞行為
不貞開始時期及び期間
不貞行為不成立
不貞行為当時の夫婦関係
破綻していない。
交際の経緯、積極性等
H17.11頃、Y【男】は風俗店を利用した際、風俗嬢としてA【妻】が派遣されてきて知り合う。
H20頃、A【妻】は受取額が少なくなるから風俗店を通さず会うことを希望し、Y【男】はこれを了承し、交際が開始した。
この事案における特殊性等
A【妻】がY【男】と知り合った当初は風俗嬢として働き、複数の男性と性交渉をしており、A【妻】は経済的利益をうけるために、Y【男】にX【夫】との婚姻関係を知られないように努めていたため、Y【男】に過失はない。
また、A【妻】は子を中絶しているが、当時X【夫】との婚姻関係が破綻していなかったことから、Y【夫】が父親であるとは断定できない。
その後夫婦の婚姻関係
H26.1.7離婚
判決
慰謝料の請求額300万円→判決による認定額0円
浮気でお悩みの場合、適切な慰謝料を受け取るためには不貞行為を証明する証拠が必要です。
しっかりとした証拠で
交渉を有利に進めましょう。