不貞の判例に関する記事
【夫の不貞】職場で出会い不貞期間は2か月、慰謝料請求額は220万、認定額は0円
裁判所 | 東京地裁 |
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判決日 | H26.11.26 |
原告 以後Xと表記 |
妻【37歳、X】 |
不貞当事者【有責配偶者】 以後Aと表記 |
夫【43歳、A】 |
不貞当事者【被告】 以後Yと表記 |
女【被告、25歳、Y】 |
夫婦の婚姻期間 | H9.1.20、約16年 |
夫婦の子の有無 | 長女【16歳】 |
不貞当事者間に子供がいたか | H24.3.10、中絶 |
被告から原告に対する謝罪の有無等 |
H24.2.28、29、Y【女】はA【夫】に謝罪し、関係を断つ旨申し出たが X【妻】はA【女】との関係を継続するように要求した。 |
どちらの不貞行為か【有責配偶者】
夫の不貞行為
不貞開始時期及び期間
H23.12~H24.2、約2か月
不貞行為当時の夫婦関係
婚姻共同生活を営んでいる。
X【妻】はY【女】との交際により、A【夫】が柔和になったこと等を理由に、Y【女】に対して夫との関係の継続を執拗に要求した。
交際の経緯、積極性等
職場にて知り合う。
Y【女】はA【夫】が既婚者である事を知っていた。
H22.2、Y【女】の妊娠を知った、A【夫】の態度によりY【女】は関係を断つことを決めた。
この事案における特殊性等
X【妻】 は、Y【女】に対してA【夫】との交際の継続を執拗に要求し、その際、 肉体関係を持つことを容認していた。
よって、Y【女】A【夫】の関係によってXの法的保護に値する利益が侵害されたとも、精神的苦痛があったとも認められない。
また、別れを望んだY【女】に関係の継続を強要したこと、それに耐えられなくなったY【女】が退職したこと等を鑑みると、
X【妻】の請求は権利濫用として許されない。
その後夫婦の婚姻関係
不詳
判決
慰謝料の請求額220万→判決による認定額0万
浮気でお悩みの場合、適切な慰謝料を受け取るためには不貞行為を証明する証拠が必要です。
しっかりとした証拠で
交渉を有利に進めましょう。