【妻の不貞】病院勤務の同僚、不貞期間は1年4か月、慰謝料請求額は1100万円、認定額は330万円

裁判所 東京地裁
判決日 H27.3.17
原告
以後Xと表記
夫【42歳、X】
不貞当事者【有責配偶者】
以後Aと表記
妻【42歳、A】
不貞当事者【被告】
以後Yと表記
男【被告、50歳、既婚者、Y】
夫婦の婚姻期間 H8.8.8、約18年
夫婦の子の有無 長男【14歳】
長女【11歳】
不貞当事者間に子供がいたか
被告から原告に対する謝罪の有無等 H25.6.8、話合いの席においてY【男】はX【夫】に謝罪をしたが、
署名を求められた誓約書は、内容が一方的であるとして破棄した。

どちらの不貞行為か【有責配偶者】
妻の不貞行為

不貞行為当時の夫婦関係
少なくとも外形上婚姻関係に変化はない。

不貞開始時期及び期間
H25.2~、約1年4か月

交際の経緯、積極性等
X【夫】A【妻】Y【男】は、同僚として病院に勤務していた時期があり、Y【男】はX【夫】A【妻】が婚姻していることを知っていた。
A【妻】はH23.2頃、Y【男】に医療事務員とて雇用され、H25.2までには不貞関係を持つようになった。

この事案における特殊性等
Y【男】は謝罪したものの、X【夫】A【妻】の関係が改善したときにA【妻】Y【男】の関係を解消すると述べ、
A【妻】と会うことを止めない、また、A【妻】Y【男】の不貞関係の原因はX【夫】に問題があるとしてX【夫】を非難するなどした。

その後夫婦の婚姻関係
H26.6.12別居
8.20離婚調停

判決
慰謝料の請求額1100万円→判決による認定額330万円【慰謝料300万円、弁護士費用30万円】

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交際の経緯、積極性等,性交渉したことを認めるに足る証拠はない。

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