不貞の判例に関する記事
【夫の不貞】不貞期間は9ヶ月、慰謝料請求額は591万3644円、認定額は257万6000円
| 裁判所 | 東京地裁 |
|---|---|
| 判決日 | H27.4.14 |
| 原告 以後Xと表記 |
妻【X】 |
| 不貞当事者【有責配偶者】 以後Aと表記 |
夫【H25.7.11死亡、A】 |
| 不貞当事者【被告】 以後Yと表記 |
女【被告、Y】 |
| 夫婦の婚姻期間 | H14.3.20、約11年4か月 |
| 夫婦の子の有無 | 娘【13歳】 |
| 不貞当事者間に子供がいたか | |
| 被告から原告に対する謝罪の有無等 |
どちらの不貞行為か【有責配偶者】
夫の不貞行為
不貞行為当時の夫婦関係
通勤の関係から別居していたが、精神的にも経済的にも協力しあう健全な婚姻関係であった。
不貞開始時期及び期間
H24.10~、約10ヵ月
交際の経緯、積極性等
H22.7頃に知り合い、A【夫】はY【女】の前夫との子を連れて旅行に行ったり、X【妻】へ養育費を支払わなくなった一方、Y【女】へは経済的な支援を行ったりした。
H24.10、A【夫】の癌が発覚してからのYの言動は、X【妻】A【夫】の関係を積極的に阻害するものであった。
この事案における特殊性等
Y【女】はA【夫】の死後に、A【夫】が経営していた会社の自動車を使用しており、
それによって生じた放置違反金1万円と駐車場使用料金6万6000円をX【妻】が支払っていたが、これらもY【女】によるX【妻】の損害と認められた。
その後夫婦の婚姻関係
X【妻】は病気のA【夫】を見舞ったり、介護する機会や生前に会う機会を失った。
判決
慰謝料の請求額591万3664円→判決による認定額250万円、放置違反金1万円、駐車場使用料金6万6000円

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交際の経緯、積極性等,A【夫】Y【女】は勤務先の同僚であった。H20.8頃から、A【夫】がX【妻】と離婚することを前提にして肉体関係を伴う交際を開始した。
【夫の不貞】婚姻していることを知りながら妊娠、不貞期間は1年、慰謝料請求額は330万円、認定額は143万円
この事案における特殊性等A【夫】が、Y【女】に対し、X【妻】との婚姻関係が破綻していると説明したとしても、それだけではY【女】の過失は否定されない
不貞期間は1年5か月、相姦者は結婚している事を知っていた、慰謝料請求額は300万円、認定額は200万円
この事案における特殊性等、Y【相姦者、被告】は答弁書その他書面を提出しない。
